エキゾチック臨床Vol.18 爬虫類の疾患と治療でました!

『エキゾチック臨床Vol.18 爬虫類の疾患と治療』がやっと刊行されました!

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私は『トカゲのクリプトスポリジウム症』『トカゲの生殖器疾患』『トカゲの抗酸菌症』『ヘビの呼吸器疾患』『ヘビの卵塞と卵管蓄卵材症』『爬虫類の腫瘍』のところを書きました。書くのは大変でしたが、本になると嬉しいですね。

興味がある方はぜひ読んでみてください。日本語の爬虫類の獣医学書としてはなかなか良い出来だと思います。学窓社から発売で16,200円です。

執筆者も、爬虫類診療の経験が豊富な先生方ばかりで、読み応えあります。

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また、機会があれば色々書きたいと思っています。

松原

 

春の訪れと外来種を利用した生物濾過の一例

週替わり更新、なんとか続いてます。

獣医師の屶網です。

だんだん春めいてきたと思ったら寒の戻りの今日この頃。

趣味で魚を釣りに行くんですが、カタクチイワシの回遊があったり、スズキが産卵から戻ってきたり、メバルやシログチが上がり始めたり、水中は確実に春が来ているようです。

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さて、今回は水槽の話です。

病院の受付にもカメ(スジオオニオイガメ)がいますが、自宅にもヒメニオイガメがいます。

カメの飼育でなにしろ悩まされるのが水質の悪化です。

便の量が多く、60センチ水槽程度では止水にしていると2日もたたず濁り始めます。

頻繁に水かえするのがとても大変なので濾過器をつけることになるのですが、このフィルターがすぐ目詰まりし異臭を放ち始めます。これはこれで汚い。

そもそも濾過には物理濾過と生物濾過があります。

フィルターなどで文字通り物理的に濾しとるのが物理濾過で、多孔質のろ材などに微生物を住まわせ、それに水質を綺麗にしてもらうのが生物濾過です。

カメの場合糞便の量が多いので、一般的にはほとんど物理濾過がメインとなりますが、これも掃除が大変です。

そこで画期的な装置が開発されました。その名もフィッシュレット。

エアポンプの泡の陰圧でゴミを吸い込み、中の傘の下にどんどんゴミだけ隔離してためていけるわけです。どんどん吸い込み、数日しても水がほとんど濁りません。

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↑設置はこんな感じです

しかしこの装置も問題があって、サイクロン掃除機のように中のゴミを数日で替えなくてはならないのです。そしてその作業のときにゴミがまき散らされてしまうのです。実に面倒くさい。

そこで、近所の緑道に「生物濾過」を担うパートナーを探しに行きました。

春になったしあいつらも出てきているはず・・・

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↑いました。相変わらずすさまじい生物量。

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↑オオゼキ産のよっちゃんいかと手術のあまりの糸、鉗子で・・

 

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つまり、ザリガニにゴミを食べてもらうことでメンテナンスの手間が大幅に減少するわけです。

今のところゴミもほとんどたまらず、経過良好です。

ミズガメ飼育の方にはお勧めの方法かもしれません。