ウサギの肢端皮膚炎(飛節潰瘍、ソアホック)について

当院にはウサギもよく来院されますが、ウサギには罹りやすい病気がいくつかあります。前述の子宮疾患もそうですし、毛球症、鼻気管炎(スナッフル)、歯牙疾患、流涙症、中耳や脳の疾患からくる斜頚、そして肢端皮膚炎などです。今回は肢端皮膚炎についてです。

肢端皮膚炎は、踵から指先にかけての足底部の接地面面に皮膚炎、ひどくなると潰瘍や大きな膿瘍ができてしまう病気です。

↑足底部が膿んで潰瘍化し盛り上がっている

原因としては、環境面が問題となることがほとんどです。床が金属メッシュであったり硬かった場合、ウサギは肉球がなく皮膚がとても薄いため物理的に障害を受けてしまいます。また老齢になり床ずれのようになることでなる場合や、糞尿で不衛生な環境だった場合も感染等を起こしやすくなります。

症状としては後肢を挙げながら痛そうに歩いたり、痛みからあまり運動しなくなったり食欲がおちたりすることが多いです。軽度であれば飼育環境の改善と、抗生剤の投与で比較的簡単に治ることが多いですが、重症例では物理的ダメージを受けたところに二次的に細菌感染がおき、骨髄炎にまで波及する場合があります。そうなると非常に治りにくい厄介な病気であるといえるでしょう。

予防としては床が金網の場合は穴あきのプラスチックに換えて、一部にやわらかい牧草をふんわりと敷いてあげることです。トイレを覚えさせて、毎日トイレを交換してあげることも衛生的に保つ意味で予防につながります。

もしおうちにウサギさんがいるなら、足の裏がカサブタになったりお肉がでてきたりしてないか、たまーにチェックしてあげてください。

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