JVSD 第28回学術講習会参加

昨日は、診療終了後にJVSD 第28回学術講習会に参加してきました。

演題は「心不全の診断と治療と僧帽弁閉鎖不全症の最新情報」でした。

心不全の診断・治療の基礎的な部分は、再確認できました。チワワは腱索断裂が起こりやすいのと、若齢でも僧帽弁の変性がある症例がいるとのことでした。

当院では、麻酔前に心臓の評価を行っていますが、1歳未満でも僧帽弁逆流がみられる症例が多数います。このような症例では、心臓バイオマーカーを測定することも有用とのことでした。NT-proBNPと心筋トロポニンIに関しては、今までも測定していましたが、ANPはあまり使用したことがなかったので、今後の使用も検討しようかと思います。ANPは心房筋の進展、NT-proBNPは心室壁の進展、心筋トロポニンIは心筋の障害で上昇します。それぞれ心臓の違う部位の障害を示しているので、理想的には全て測定し、超音波、X線、心電図、血圧などと総合して診断をすべきと考えられます。

僧帽弁閉鎖不全症の治療は、今まではACVIMのステージB2ではACE阻害剤を主体に使用していましたが、2016年のEPIC Studyという大規模な研究により、ステージB2からのピモベンダンの使用が推奨されました。この研究により、僧帽弁閉鎖不全症の治療は大きく変わっていくと考えられます。

心臓疾患は日常的に多くの症例を診ていますが、常に情報のアップデートを心がけようと思います。

松原

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です