SUB(Subcutaneous Ureteral Bypass)システム

SUBは、Subcutaneous Ureteral Bypassの略で尿管の閉塞による水腎症に対する手術法のことです。

尿管の閉塞は放置してしまうと腎臓機能の低下を招くことになるため、早期の対応が必要です。急に腎臓の数値が上がった場合には、尿管閉塞も鑑別診断に含める必要があります。

超音波検査画像です

尿管の拡張・蛇行と腎盂の拡張がみられます。尿管の閉塞所見です。

このような症例は、SUBシステム設置の対象になります。

手術中のX線検査画像です。腎臓と膀胱を人口の尿管で接続して皮下にポートを設置します。尿管を迂回して尿を流すことで、腎臓への負担を減らします。

当院では、泌尿器系の外科手術も積極的に行っています。

松原

麻酔セミナーと会陰尿道瘻セミナー

5月25日は、日本獣医疾病統計研究会のセミナーで「麻酔の概念に基づいた麻酔計画の立て方と局所麻酔の活用」でした。

疼痛管理については、現在関心の高い分野です。当院でも、局所麻酔、麻薬等を積極的に使用してできるだけ苦痛の少ない処置をするようにしています。

去勢手術の精巣内ブロックのお話があったのですが、精巣に針を刺すのはなんとなく気が引けます。

5月29日は、HJSのセミナーで「はじめての雄猫の会陰尿道瘻」でした。フードが進化したためか、犬猫で結石がコントロールできない症例は少なくなっていますが、どうしてもコントロールできない場合、このような尿路変更手術が有効です。

正しい手技で行うことにより、合併症を最小限にできるとのことでした。

最近ではSUBシステムや尿管ステントなどのデバイスも利用可能なので、泌尿器系の手術も以前よりやりやすくなってきています。