種の同定はなかなか難しい。

当院にはカメの患者さんがよくいらっしゃいますが、ときたま「のらがめ・野生ガメ」を保護し、そのまま何年も飼育されている方がいます。

そういう時はたいてい「クサガメ」か「ミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)」なのですが、まれにそうでない患者さんがいます。

このラインの色。アカミミがないこの模様。

なにかミシシッピアカミミガメではない気がするが、アカミミが無いアカミミガメも存在するので非常に迷います。

面構えもなにかミシシッピアカミミガメとは違う気がする・・。
甲長は20センチちょっと。
腹甲の模様は無し。

あれこれ議論した結果、「フロリダアカハラガメ」であると結論付けました。この種やミシシッピアカミミガメの仲間は「スライダー」や「クーター」などと大別されるヌマガメです。この仲間は色彩の変異に富み、見た目に種が非常にわかりにくいのです。もしかしたらこの同定も間違っているかもしれません。違うよ!ぜんぜん違うよ!という方がいれば突っ込みいただければ幸いです。

普段池で目にするカメの中にも、こういう変り種が混じっているかもしれません。そういう視点で池のほとりを散歩してみるのもいいかもしれませんね。

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落下事故にはご用心

落下を主訴に来院されたカエルさんです。べルツノガエルという南米のカエルで、ペットとしてはとても一般的なカエルです。

とっても可愛いらしいが、なんだか姿勢がおかしい・・・
何かおかしい・・・
・・・! 左肘がスポーンと脱臼!
10gちょっとしかないカエルさんですが、麻酔をかけて。
極小の手術になりましたが、なんとか整復。

わたしも柔道をやっていた頃に左肘を脱臼し、非常に痛かった思い出がありこのカエルさんには並々ならぬ親近感が湧いています。脱臼というのは関節を包んでいる靭帯が伸び、関節の袋が破れて破壊された状態なのである意味骨折より痛いのです(経験上の話)。

机の高さでも小さな動物たちにとってはビルも同然。水かえや床がえの際は十分に気をつけてあげましょう。

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たまには

ブログを見る限り、当院はまるでエキゾチックアニマル専門病院のようですが、
ワンちゃんネコちゃんもちゃんと診ています。

予約制をとらせていただいているため、じっくりと患者さんと向き合えて、
飼い主様への説明にも時間がたっぷりとれるのが当院の特徴の一つだと思います。
予約制をとっているのは、

①患者さんの待ち時間がなるべく無いように
②相性の悪い動物種(たとえば大きなヘビとインコなど)がかち合わないように
③検査や説明の時間がしっかりとれるように

したいからです。
当日でも空いてる時はけっこう空いていますので、まずは一本お電話いただけると幸いです。


珍しく待合いにワンちゃんが溢れていたので、一枚撮らせていただきました。
おお、なんか豪邸のリビングみたいだ。

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